大動物臨床研究会|Large Animal Clinical Research Association|LACRA|
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NEW! 2025/3/25 このたび、2025年度大動物継続教育合同セミナーを酪農学園大学と共催により開催することとなりました。是非ともご来場いただきたくお願い申し上げます。今回は、第17回大動物臨床研究会特別セミナーで「子牛の疾病予防」、第29回大動物臨床教育セミナーで「牛のサルモネラ感染症を考える」と二つのテーマで開催いたします。参加された皆様とともに、酪農を持続可能な産業とするために今後どのように取り組んでいくのか考えていきたいと思います。つきましては、ご多用中と存じますが、是非ともご来場いただきたくお願い申し上げます。 お申し込みは下記のサイトから登録してください。 →https://exc.rakuno.ac.jp/archives/15989.html 第17回大動物臨床研究会特別セミナー 2025年5月16日(金) 13:00~17:30(受付開始12:30) 座長:酪農学園大学 獣医学群獣医学類 助手 千里 今日子 先生 講演Ⅰ 「子牛の感染症対策 ~抗菌剤に頼り過ぎない獣医療~」 株式会社微生物化学研究所 加藤 敏英 先生 講演Ⅱ 「黒毛和種子牛の疾病予防対策」 株式会社さの・かーふさぽーと 佐野 公洋 先生 講演Ⅲ 「群レベルの受動免疫移行不全が 北海道農業共済組合 ひがし統括センター 茅先 秀司 先生 総合討論 意見交換会 日時:5月16日(金)18:30~20:30 場所:ホテルエミシア札幌 札幌市厚別区厚別中央2条5丁目5-25 会費:5,000円 ※当日会場にて徴収、当日参加できます 第29回大動物臨床教育セミナー 2025年5月17日(土)9:30~13:00(受付開始9:00) 座長:酪農学園大学 獣医学群獣医学類 教授 石川 高明 講演Ⅰ 「牛のサルモネラ症」 酪農学園大学 獣医学群獣医学類 教授 秋庭 正人 1998年の家畜伝染病予防法改正でサルモネラ症が届出伝染病に指定されたことにより、家畜のサルモネラ症の発生状況は国の統計として確認できるようになった。牛のサルモネラ症の届出数は2008年以降減少し、年間200~300頭前後で推移していたが、2022年から増加に転じ、2023年の届出数は過去最高となった。本講演では牛のサルモネラ症について概説するとともに、近年の届出数増加の背景について考察したい。 講演Ⅱ 「一酪農場における牛サルモネラ症発生事例」 酪農学園大学 獣医学群獣医学類 講師 福田 茂夫 2024年6月、北海道内の一酪農場で牛サルモネラ症が発生した。初発牛は採食不良・下痢を呈し、治療を受けたが、後に他の牛にも発熱や消化器症状が広がった。病性鑑定によりサルモネラ症(O4:i:-)と確定し、全頭検査の結果、171頭中37検体が陽性を示した。ワクチン接種、抗菌薬投与、清掃・消毒を実施し、清浄化に約4ヶ月を要した。発生の要因を考察し、今後の再発防止のため課題を検討する。 講演Ⅲ 「診療区域内のサルモネラ対策、 北海道農業共済組合 ひがし統括センター 的場 雄太郎 牛サルモネラ症は蔓延防止のため、早期発見、早期対策開始が重要です。初めに私の診療区域内のサルモネラ対策についてお話しします。次に診断が難しいSalmonella Dublinによる子牛のサルモネラ症発生事例についてご紹介します。対策および発生事例を通して、皆さんのサルモネラ対策の一助になればと思います。 総合討論 (事務局)
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Last Update 2025. 2.28