ご挨拶とご入会の案内
全国の産業動物臨床に係わる獣医師の皆さん、日々農家のため、日本の畜産のためにご活躍のことと思います。
大動物臨床研究会は、1976年に「酪農学園大学・大動物臨床研究会」として酪農学園大学を卒業した大動物臨床獣医師ならびに酪農学園大学教職員の協力によって、手弁当で始まりました。当初は酪農学園大学の卒業生のための研究会でありましたが、1992年より名称を「大動物臨床研究会」と改名し、広く門戸を広げ大動物臨床に興味のある方なら誰でも参加できる卒後教育を主軸にした研究会として活動しております。年1回の総会とシンポジウムの開催、および学会誌の発行をおこなっています。会員数も現在、全国各地より500名を超えており産業動物獣医師の研究会としては全国最大規模となっております。
私は大動物臨床研究会の第4代会長で酪農学園大学の橋俊彦です。NOSAIの獣医師を34年経験していますので、皆さんと同じ目線で、今後も大動物臨床研究会と行動していきますので、よろしくお願いいたします。
本研究会が目指すのは『変革をしながらの進歩』です。獣医療は日々変化し、進化しています、そこに乗り遅れない産業動物臨床獣医師を育成しなくてはいけません。
大動物臨床研究会は日本家畜臨床学会、九州・沖縄産業動物臨床研究会と連携して学術雑誌「産業動物臨床医学雑誌」を年間4号発刊しております。多くの会員の皆様が、気軽に投稿を頂ける学術雑誌を目指し、編集委員がサポートしています。奮って投稿をお願いいたします。北海道、東北、九州・沖縄の産業動物獣医師関連団体の連携により、全国の牛の70%を掌握する獣医師が集結しました。まさに日本の産業動物臨床を背負っていく獣医師集団に成っています。
「高度な教育を受けてきた若い獣医師に、臨床の厳しさと楽しさを!」
「現状に満足をしているベテラン獣医師に、再教育と生き甲斐を!」
これらのことを考え、目指す会に変革しています。
今後とも会員皆さんの想像力、行動力そして実行力で産業動物臨床の世界を変革しようでありませんか!そのお手伝いが出来る大動物臨床研究会でありたいと思います。
皆さんも、是非本会に入会して共に産業動物臨床の世界をしっかりと築いて行きましょう。お待ちしています。
最後に、コロナウイルスの感染拡大にて様々に社会的不都合が出てきております。この状況に負けることなく家畜の感染症のプロとしても、社会で邁進して頂きたいと思います。
皆様のご健勝とご多幸、そして産業動物たちの幸せをお祈りいたします。
2024年3月
大動物臨床研究会
会長 橋 俊彦
(酪農学園大学)
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